7億人が住むサブサハラアフリカ農村部へ井戸の維持管理システムを普及させ、水で苦しむ人を10年間でゼロにしたい!
安全な水へのアクセスが難しいアフリカのウガンダにおいて、私たち株式会社Sunda Technology Globalは「SUNDA」と名付けたモバイルマネーを用いたプリペイド式自動井戸料金回収サービスを提供することで「水問題の解決」と「若者の雇用創出」を目指す事業をスタートさせました。しかしSUNDAの普及に向け、プロダクトの更なる開発、スタッフの育成やオペレーション体制整備をしないといけないため、3年間は利益が出ない状況です。そこでこの度、SUNDA事業の立上げ期を応援してくださるマンスリーサポーターを募集させて頂くことにしました。この取組を通じて、アフリカの水問題を知ってもらい、皆さんと一緒にアフリカの人々の生活を良くしていければと思います。もっと読む
News
-
-
2021/10/5
ウガンダ国水環境省と今後のSUNDA設置拡大に向け覚書を締結
SUNDA in UGANDA
ウガンダでの活動について是非ご覧ください。
ウガンダにおいて、SUNDAを活用した新しい井戸維持管理の仕組みがウガンダ水環境省とJICA技術協力プロジェクトにて試行されました。従来の住民による自主管理ではなく、県レベルで設置される井戸管理組織による管理体制へと変え、運営を支えるための水利用料金回収をSUNDAが担います。過去何十年と問題になってきた井戸の維持管理問題の解決策として、ウガンダ政府も期待しています。
ユーザーの声
Buyana村 住民からのコメント:
“Sundaを設置することで、井戸修理代を村の家々から回収するという悪夢のようなことから解放されました。Sundaがあることで、村人が少しの金額を払うことができ、それがあるとき井戸修理に十分な金額になっているのです。Sundaを設置してから井戸が安定して動き続けてくれ、村人生活が改善されました。”
基本理念
「Sunda」という名前に込めた思い
「Sunda」という言葉はウガンダ広域で使われている現地語「ルガンダ」で、英語では「Pump」という言葉に相当します。 「Pump up Water, Pump up Africa」というスローガンは、「水をくみ上げて地域を安全な水で満たす」さらに、私たちの商品・サービス、それらを提供するプロセスを通して「アフリカを元気にする」という意味が込められています。
Mission
外部支援を待たない、強い村づくりの量産 in Africa
外部からの支援を待たずとも、村の住民が必要なサービスを必要なときに受けられること、それによって質の高い生活を得ること、これらを住民自らの力で実現できるような強い村を作ります。ゴールである「強い村」の定義が決まったとしても、既存の村を変化させることは簡単ではなくそのプロセスがとても重要です。展開性があるプロセスを考えることで、「強い村作り」を多くの村で実現させる=量産していきます。
Vision
サブサハラアフリカ農村部の7億人の安全な水へのアクセスを実現する
まずは、村のインフラとしても最も重要である「水」をターゲットとし、継続的な水インフラの維持とそれによって住民がいつでも安全な水を得ることができる環境を実現します。そのため、井戸を始めとしたコミュニティ共有型水源の持続可能なO&M(オペレーション&メンテナンス)の仕組みを構築すること、特に、持続可能なO&Mで最も重要とされる、水利用者である住民が無理なく簡単に継続的に水料金の支払いができる仕組みづくりを行います。
ウガンダの水問題
生活の基本となる安全な水へのアクセスが難しい
ウガンダ農村部における安全な水へのアクセス率は7割以下(*)と言われており、未だに多くの人が写真のような溜池から生活水や飲料水を確保しています。しかも、この数字は過去5年間改善されていません。
この状況を改善するため、井戸をはじめとした新たな水源の設置が急務であるが必要ですが、そのためには、既存の水源やこれから設置される水源が継続的に維持管理されていく仕組みづくりとその定着が必要です。ウガンダ農村部で安全な水を得る手段として最も広く使われているハンドポンプ井戸についても、稼働率改善がこれまで取り組まれてきていますが、過去10年以上改善が見られていません。
(*)出典:Uganda
Water and Environment Sector Performance Report 2020
井戸の継続的な稼働が難しい
井戸の維持管理については、政府などによって井戸が設置された後、住民の代表者数名で組織された井戸管理委員会を中心に住民主体で行うことが政府の方針によって決められています。井戸管理委員が500人程度の利用者それぞれから井戸利用料を回収し、井戸故障時の修理費として管理することになっています。しかし、現金による管理の安全性への疑問や不公平感などにより支払いを拒む利用者も多く、さらに、井戸利用回収の役割は心身ともに負担の大きい業務であり、修理に十分な井戸料金が回収できていないケースが多くなってしまっています。一部の住民から信頼される有力なリーダーがいる村のみで、成功する井戸管理のモデルになってしまっています。
ソリューション
従量課金型 自動井戸料金回収サービス
継続的な水料金回収とそれによる継続的な井戸の稼働を実現するため、これまでの井戸管理とは違い、「人」に依存しない自動化された料金回収のしくみを構築しました。また、現金ではなくモバイルマネーによる支払いと管理をすることで、回収金管理の安全性も向上。利用料に応じた課金により、公平性も高め、住民も安心して支払えるようになりました。
Sundaシステム構成
既存のハンドポンプ井戸にSundaユニットを設置することで、これまでの井戸を従量課金型の自動井戸料金回収が可能となります。
チーム
-
共同創業者
代表取締役CEO 坪井 彩
-
共同創業者
エンジニア Samson Kasozi
-
共同創業者
エンジニア Ssebina Abdusalam
- Chief Value Officer Saya Oiz
- マーケティング 奥田 晴久
- 共同創業者 田中 佳樹
- 製造管理 Nyanzi Alex
- 広報 Gatoya Victoria
-
ユーザ
モニタリング Debbie
-
フィールド
エンジニア Victor Gakuru
-
フィールド
エンジニア Luyimbazi Rogers
会社情報
- 法人名 日本
- 株式会社Sunda Technology Global (スンダテクノロジーグローバル)
- 所在地
-
- 設立年月日
- 2020年3月17日
- 法人名 ウガンダ
- Sunda Technologies Uganda Ltd.
- 所在地
- Nsangi, Kyengera Town Council, Wakiso, Uganda
- 代表取締役
- 坪井 彩
- 連絡先
- info@sundaglobal.com
- 事業内容
- アフリカ・ウガンダにて、従量課金型自動井戸水料金回収システム「SUNDA」の製造・販売・サービス提供